グルテンフリーという言葉が市民権を得てからしばらくたちますが、なんと麦を原料にするビールにもその波が来ました!
公式ページで”珍しいモンスター”という表現をされているこのDackzillaというビール。
なんと小麦麦芽を使って醸造されています。
センテニアル、カスケード、シトラのトリプルホップの組み合わたダブルIPAで、アルコール度数は8.6%。
ここまで聞くといわゆる普通のNEIPAですね、と思うかもしれませんが、
なんとグルテンが完全に除去されているとのこと。
このビールを醸造しているDuck Foot Brewing (ダックフットブルーイング)のCEOがセリアック病(グルテンに異常反応を示す自己免疫疾患)を患ってしまったことからグルテンフリービールを開発したそうです。
日本にインポートされ次第飲んでレポートします!
アメリカンクラフトビールの輸入卸を行う株式会社ナガノトレーディング(代表取締役 バルマス朱美)は、2022年4月よりアメリカ・カリフォルニア州サンディエゴに拠点を置く Duck Foot Brewing (以下、ダックフット)が醸造するビールの輸入販売を開始します。
自社が運営するアメリカンクラフトビールのボトルショップ&テイスティングルーム「Antenna America (アンテナアメリカ)」をはじめ全国の酒販店・飲食店にてお買い求めいただけます。
ダックフットの歴史は、ニューヨークでファイナンシャルプランナーとして活躍していたマット・デルヴェッチオがセリアック病(グルテンに異常反応を示す自己免疫疾患)の診断を受けたところから始まります。ビールに素晴らしい風味を与えてくれる大麦や小麦、ライ麦などにグルテンが含まれているため、ビールを飲めなくなってしまったマット。普通なら途方に暮れてしまうところですが、彼はこれをバネにしてグルテンフリーのビール造りについて研究をはじめ、ついにはその醸造方法にまでたどり着きます。
その後、もともとホームブリュワー(自家醸造家)としていくつかのコンペティションで優勝するなど熟練した技術を持っていたブレット・ゴールドストックと出会い、意気投合。2015年にダックフットを立ち上げます。
ダックフットのビールはすべてグルテンフリーですが、グルテンを減らしてもビールの味にはまったく影響がなく、他の素晴らしいクラフトビールと同等の評価を得ています。実際に、地元サンディエゴの大会からアメリカ最大のビールの祭典"Great American Beer Festival"まで、これまでに数々の名誉ある賞を受賞しています。
ビールの名前や缶のデザインはユーモアたっぷりですが、ビール造りは真剣そのもの。様々な醸造ノウハウを駆使しながら素晴らしいビールをたくさん世に送り出しています。
※ダックフットのビールはすべてパッケージング前に独立した研究機関で検査され、含まれるグルテンはFDA(アメリカ食品医薬品局)の定めるグルテンフリー基準値(20ppm)を大きく下回っています。
「ダックフット」特集ページ
URL:https://www.antenna-america.com/blogs/features/brewery-duckfoot